中でも、私は昭和63年の正月に拝見した、田中美佐子さん主演の「天城越え」が特に印象に残っている。
お馴染みの伊豆天城の夏の風景。
逃げてきた遊女と家出した少年。
田中さんの演技は実に素晴らしかった。
そして、背景の天城もいつか家族旅行で往った時のまま。夏の緑が美しい。
この作品で特筆すべきところは、ラストシーン。
冬の能登である。
粉雪舞う街で主人公の再会。
しかし、男は何も言えなかった。
ただ、今は行商をしている老婆から、干物か海苔を買った。
夏の伊豆。冬の能登。
この二か所。
小説が書かれた時から数十年の時を経ている。
しかし、人の絆。自然との共生。その大切さを知った。
その田中美佐子さんがトラベル ウェブ マガジン「旅 色 」で伊豆の旅について触れられている。
彼女の言葉の中では、「天城越え」に触れられた部分はないが、私は、彼女の姿に、ドラマの遊女の姿を重ねてしまった。
そして、歳月を感じた。
そんな独りよがりの、人生とい長い旅への想いなどもいろいろ。
最後に、本ブログは敢えて、ジャンルが重なるために、私のブログ三件に、少しずつニュアンスを変えて掲載させて頂きました。






