ふるさとの町は、ブログの左サイドに同町観光協会より拝借した、現在の町の風景を写した写真を掲載しているが、今では、山陰の小京都などと呼ばれ、一種の観光地にもなっている兵庫県の出石町である。
しかし、私がその幼い頃を過ごした出石町は、兵庫県一の過疎地帯。
私には、ふるさとの歌の通り、兎追いしあの山 小鮒釣りしかの川だ。
今でも夢に出てくるほどに、私の60年を過ぎた生涯でも、一番幸せな時だった。
早朝から、隣家の豆腐屋ご夫婦が仕事を始める物音で目を覚まし、学校はそこそこで、陽が高いうちは雨でも降らない限り、山や川で遊んだ。
おやつと言えば、野苺や、いちじく等、ほとんど山で取って食べていた。
そして、秘密の湧水があるところで、喉の渇きをいやした。
昭和20年代後半のことだから、決して日本も、そして、我が家も豊かではなかったが、幸せな日々だった。
衣食住のすべてが、今の生活環境からすれば、ひどいものだが、心は今よりも豊かだった。
そして、もう帰ることもないだろう。
否、帰るのが怖いふるさとを想い、時折、童謡を聞いてみたりする。
そんな、小学校の思い出の全てを凝縮したふるさとの街である。

忘れられない小学生の頃の思い出大募集!@小学館よくよむコム
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